矯正治療について

小臼歯を抜かない矯正治療とは

矯正治療

当医院では、従来行われてきた、第一小臼歯を抜いて矯正治療において歯を並べるという事は、できるだけ避けております。それは、以下のような理由です。


1.歯並びの連続性が失われ易い
歯と歯の間には、歯間水平線維があり、第一小臼歯を抜くことで、その連続性が失われ、犬歯と第二小臼歯間に、矯正治療後の後戻りで、隙間ができ易い。

2.中年になってから歯周疾患になり易い
咬む力を受け止める奥歯を、4本抜歯で減少させることで、咬む力が、より強く奥歯にかかり、これに歯ぎしりや食いしばりが加わると、歯の周りの骨が、吸収しやすくなり、歯周病が進行し易くなります。

3.小臼歯の抜歯が、治療後の後戻りの原因になることがあります
小臼歯を抜歯することで、歯が、内側に倒れる傾向が出ます。このため、治療後、矯正装置を外した後、咬む力が、直接歯にかかるようになると、さらに歯は内側に倒れ、きれいに並んだ歯並びに、再度、乱れが生じ易くなります。

4.小臼歯を抜歯すると、にっこり笑った時に、歯と唇の端との間に、影ができ易くなります
小臼歯を抜歯することで、歯並びの水平的な横幅が減少し、歯と唇の横端との間に隙間ができ、笑った時に影として見えることがあります。

5.子供の頃から、治療を開始することで、小臼歯抜歯を避け易くなります
顎の骨の成長をコントロールし易い小学生位から治療を開始することで、顎の骨のサイズを大きくすることが可能です。こうすることで、できるだけ小臼歯の抜歯を避けることができます。

【詳細リンク】 フロリダ開業、グリーンフィールド先生、世界的な非抜歯治療の権威。院長は直接グリーンフィールド先生から治療の指導を受けています。
http://www.nextortho.org

6〜8ヶ月で終わる高速矯正治療


【長くかかる治療期間】
矯正治療は、1年半から2年位かかるというのが、一般的となっています。しかし、御結婚前や就職前に治療を終了し、新しい旅立ちを晴れやかに迎えたいために、短期間に矯正治療を終わらせたいという患者さんもおられます。

【6〜8ヶ月で終わらせる矯正治療】
外科的な手法とインプラントの手法を矯正治療にミックスすることで、この治療は可能になります。歯を周囲の骨ごと動かすことで、治療後、後戻りの少ない矯正治療が可能となりました。

【どんな人が対象か】
原則的に大人の方(高校生以上が望ましい)が対象です。外科的に歯の周囲の骨の処置を行ったり、マイクロインプラントを併用するため、永久歯に全ての歯が生え変わっている大人の方が、治療対象です。

【快適な治療のために】
当院では、患者さんに快適な治療を受けていただくために、顕微鏡下でのマイクロサージャリーを実施し、外科処置時の痛みや腫れを殆ど感じないレベルまで、落としています。

見えない矯正治療

現在、矯正治療装置をお口の中に入れて、外から装置が見えないという方法には、大きく分けて2種類の方法があります。

1.透明なプレート(板状)を何個か使って、歯を動かすタイプ
2.ブラケットとワイヤーを歯の裏側に取り付けて、歯を動かすタイプ


当院では、以上の2つのシステムを見えない矯正治療には、用いています。この2つのタイプには、それぞれ特徴があります。

1.透明なプレート(板状)を何個か使って、歯を動かすタイプ
このタイプは、装置が取り外しできるので、歯磨きも食事も従来と同じようにできます。
歯並びの軽度な乱れなどを治すには、向いていますが、歯が回転していたり(特に小臼歯など)、受け口や出っ歯などの骨格的な問題が大きいケースには、歯の移動量が大きくなるので、余り適していません。また、歯の根の先の位置を大きく動かすことにも不向きです。

2.ブラケットとワイヤーを歯の裏側に取り付けて、歯を動かすタイプ
このタイプは、歯の裏側に接着剤で、ブラケットとワイヤーを固定してしまうので、最初のうち、舌が装置に当たって、しゃべりにくかったり、食事がしにくかったりします。また、固いお煎餅やキャラメルなどの粘着物は、装置を壊す恐れがあるので、食べるのを控えていただいています。
基本的には、通常の表側につける装置と同じように歯を動かすことが可能ですが、装置装着のための技工料金と診療時間が、通常の矯正治療に比較するとかかるので、表側の装置と比較して、治療料金が割高になります。また、治療期間も従来のものと比べると、やや長くかかります。

矯正治療の流れ

お顔やお口の中を拝見し、矯正治療の期間や費用に関する、簡単なご説明と資料のご提供

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お家で、矯正治療を始めるかどうか、ご検討していただきます

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矯正治療のための精密検査を実施します

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2週間後に検査結果のご説明と治療方針に関して、時間をかけてご説明・ご相談

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お家で、矯正治療を開始するかどうか最終決定

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本格的に矯正治療開始

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装置装着のため数回来院
その後は、1ヶ月に1回位のペースで来院

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矯正動的治療中

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矯正装置除去、後戻り防止のための装置装着

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1〜2年経過観察
3〜6ヶ月に1回来院して、チェック

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治療終了

矯正治療の費用と期間

分類
期間
費用
小学生から成人の方で、全体の歯並びを治す場合
装置は、外側から見えます。
18〜30ヶ月が多いですが、症例によっては、短くなったり、長くなったりします。 総計約40万〜60万円位です。難易度により、多少変化します。
保育園〜小学校低学年で、不正咬合を正常な歯並びの発育軌道に戻す場合 6〜12ヶ月が多いですが、症例により、短くなったり、長くなったりします。 総計約20〜30万円位
高校生から成人の方で、歯の裏側から見えない装置を用いる場合
装置は、外側から見えません。
18ヶ月〜24ヶ月が多いですが、症例により多少変化します。 総計約80〜90万円位
6〜8ヶ月の高速矯正治療
装置は、外側から見える装置か見えない装置を選択していただけます。
6〜8ヶ月 総計約80〜120万円位

※治療費は、原則として、治療終了までの6ヶ月おきの分割払いをお願いしています。患者さんのお支払いの負担をできるだけ少なくするよう心がけております。
※当院では、矯正治療中、必要に応じ、小さなチタン製のネジ形態をしたマイクロインプラントを用いています。この費用は、サービスでやらせていただいています。

矯正歯科Q&A

Q.大人でも、矯正で歯並びを治すことは、可能でしょうか?
基本的には、子供と同じように、矯正治療は可能です。大人の方の場合、歯周病になっている場合がありますので、その際には、まず歯周病の治療を実施して、歯ぐきの炎症を除去してから、矯正治療を開始することがあります。
また、顎の関節に異常がある場合は、まず、その異常をある程度治してから、矯正治療を開始すべきです。

Q.子供の場合、いつから矯正治療を始めれば、良いでしょうか?
矯正治療に際しては、お口の中や外側に装置が入る場合が多く、そのためまず、装置装着の理解が、お子さん自身にある程度できなくてはなりません。
また、顔や口の成長を正常軌道に乗せるという点では、下あごが、左右どちらか横へずれていたり、下あごが、上あごにひっかかって前へ出にくい時などは、できるだけ早く、そのような機能的な異常を、治療により、取り除いてあげることが大切です。
また、上あごと下あごの成長は、10歳位までは、下あごより上あごが旺盛ですが、10歳以降は、下あごが旺盛になります。このため、受け口などは、10歳以前に上あごの前方成長を促進する治療を行う場合があります。逆に、出っ歯のケースでは、10歳以降に、下あごの前方成長を促進する治療を行うことがあります。
このように、子供さんの場合は、早期にまず機能的な問題やアゴの成長のアンバランスを是正し、全ての大人の歯が生え変わった段階で、2度目の全体の歯を動かす治療を行うことがあります。(2期治療)

Q.歯を抜かない治療は、大人でも可能でしょうか?
基本的には、子供と同じように可能です。ただし、子供のように、アゴの成長が期待できないケースが、多くなります。そのため、歯を抜かないで治療できる比率は、子供より下がり、85パーセント位となりますが、外科的な処置を併用することで、比率をさらに上げることが可能です。

Q.矯正治療の期間はどのくらいかかるものでしょうか?
矯正治療の期間は、年齢や矯正治療の難易度によって、さまざまです。全て大人の歯に生え変わっている方の単純な八重歯の治療で、実際に装置を入れて歯を動かす期間(動的治療期間)は、約1年〜1年半位というのが、おおよその目安ですが、詳しいことは、やはりお口を拝見しないと、判明しません。
また、その後、動いた歯が後戻りしないように、最低でも1年は、簡単な装置をお口の中に装着するのが、一般的です。

Q.矯正治療の費用は、一般の歯科治療に比べて高いと思われますが?
おっしゃる通り、保険が適用される通常の歯科治療に比較して、矯正の治療は、割高に感じられるかもしれません。これは、ひとつには、先進諸国の中で、保険医療の技術評価が、最も低いことが原因です。およそ、米国などに比べると、歯科の場合、10分の1の技術評価に金額的にはなっており、ロシアより低い技術評価です。 これに対し、矯正の場合は、保険の縛りがなく、また、治療の精度をあげるため、保険の治療ほど、たくさんの患者さんを診ることができません。そのため、このような治療費となっていますが、自動車などと比較すると、その使用頻度と耐久性から考えて、決して高いものではありません。
また、当院では、国立大学付属病院の治療費用を参考にして、他医院と比較しても、リーズナブルな費用を設定しています。